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認定を受けているマンションは封性能保証住宅登録機構に登録され、次の項で述べる「住宅性能保証制度」が適用されるので安心である。
集合住宅の知恵二十年くらい前に、ある大手不動産会社の集合住宅の平面計画を手伝ったことがある。
その集合住宅には外廊下と玄関との間に少し空間があって門がついていた。
その門はなんだか申し訳程度で、どんな意味があるのか疑問に思った。
ところがその後十年くらい経って見学に行ったら、その二平方メートル足らずの空間が実におもしろく変身していた。どの家も、何かでそこを飾っている。真北ではないので少し太陽が当たる。まず緑が多く、さまざまな植本鉢が並んでいる。
なかには灯龍などを置いた和風料亭風、東南アジアのお土産らしき木彫りの動物などを置いた家、ブランコのある家など、白分流の演出を行っていて楽しい風景であった。
集合住宅の設計は面積との戦いで、土地の高騰がますます設計を世知辛いものにしている。
二平方メートルあれば、その面積は収納に回したいという考えもあるし、現実には苦しいところである。
前に光ヶ丘〔京都練馬区〕にある東京都住宅供給公社の調査を行った。
なかなかきめの細かい設計で新しい試みをたくさんしているが、ここにも門や階段がついていた。
門や玄関までの空間について感想を聞いてみたが、おおむね好評であった。
調査をしていて気がついたことは、前出の集合住宅と同じで玄関から門の間や階段をきれいに掃除している。
範囲は門から先、戸建てであれば道路にあたる廊下にまで及んでいるようであった。
そこでの行為はきっとお隣との付き合いを生むに違いない。
外廊下から玄関まで少し空間を設けたことで、自分の家を表現する行為が生まれ、他人との付き合いを柔らかくする。
集合住宅にはこういった仕掛けがもっと必要である。
「変なプライバシー感覚」というテーマで先日バルコニーの洗濯物の話を書いたところ、神戸の集合住宅に住む女性からお手紙を頂いた。
その方のすむ集合住宅では、バルコニーに隣との仕切りがない。
留守中雨が降ればお隣の人が洗濯物を取り込んでくれるといった温かいコミュニティがつくられているようで、バルコニーの洗濯物歓迎説を書いてこられた。
人間が集まって住む集合住宅では、そろそろ住む人も設計者も知恵を働かして、集まることのメリットを見つけたしていくころだ。
どんな住宅に性能保証制度かついているかいろいろな保証制度がある住宅性能保証制度とは、マンションの基礎・壁・柱などの構造上の亀裂や屋根・外壁の防水性能や給水設備など、マンションの各個所に不具合が発生した場合、各部ごとに1年〜10年というように定められた保証期間内なら無料で補修してもらえるというものである。
会社によりアフターサービスともいう。
保証制度は基本的には各分譲会社が任意で決めるものだが、業界団体が共通的な規準を取り決めて普及に努めている。
また、建設省では外郭団体である獅性能保証住宅登録機構に保証制度の運営に当たらせ、その普及を目指している。
購入する物件が保証制度の適用対象になっているかどうかは、売買契約を結ぶ前に行われる「重要事項説明」時に分譲会社から説明されるのが普通だ。
適用されているときはその保証内容が売買契約書に明記されるか、保証書が発行されることになる。
このときに保証内容をチェックするようにしよう。
分譲会社によっては保証する個所や期間のほかに、定期巡回サービスなどを定めているところもある。
引き渡し時に1回目の定期点検を行い、その後も3ヵ月目、6ヵ月目というように巡回員が訪問するというもの。
5年目まで巡回サービスを行っている分譲会社もある。
質が安定し安心感が得られる保証制度が適用されているマンションは、少なくとも保証期間内に不具合が生じないことを前提にして建てられているので、安心して購入することができる。
とくに性能保証住宅登録機構の保証制度では、先に述べた「優良集合住宅認定基準」をクリアしている物件のほか、公庫融資付きの物件(優良分譲住宅融資)、または公庫融資が利用できる住戸が全体の過半数を占めている物件などを対象にしている。
この制度では、通常の検査のほかに専門家による検査がなされ、住宅建設会社や販売会社に万一のことがあっても、保険が導入されているので安心感が得られる。
保証内容とともにどんな制度によっているのかにぜひ注目して、選択判断するうえでの目安にするとよいだろう。
住宅購入の便利帳生活にゆとりを余して購入しよう頭金は2割以上必要一般に住まいを購入する際には頭金として、購入価格の2割以上を用意する必要があるといわれている。
これは住宅ローンを貸し出す金融機関の多くが、融資額の目安を物件価格の8割程度を上限にしているためだ。
なかには8割を超えて貸してもらえる場合もあるが、できるだけ頭金の割合を多くして借入額を減らし、購入後の家計に無理がないようにしたい。
頭金とは別に諸費用分の現金を用意する頭金とは別に住宅購入に伴う諸費用分を現金で用意する必要がある。
税金や各種保険料、手数料、引っ越し費用など、結構かかるのである。
諸費用はケースにもよるが、新築住宅を購入する場合は購入価格の3%〜5%程度が目安といわれている。
仮に4000万円の新築マンションを買う場合、頭金が2割として800万円。
これに諸費用として120万円〜200万円が必要だから、合計で1000万円程度の現金がかかるということだ。
いくらまで返せるかという姿勢で住宅ローンを借りる際の心がまえは「いくらまで借りられるか」ではなく、「いくらだったら返せるか」がポイントだ。
民間の金融機関などでは、ローンを貸し出すときに、物件にどれだけの担保価値があるのかを査定すると同時に、あなたが確実に返済できるだけの収入があるかという両面から審査する。
それによって融資額が決定されるのである。
収入による審査はあなたの年収に占める年間返済額の比率で計算される。
一般に年収が多い人ほど返済比率は高くなり、たとえばある民間金融機関では税込み年収が300万円〜400万円の人はほかの融資額も含めて税込み年収の30%まで、400 ̄万円〜600万円では35%までと決めている。
住宅金融公庫では基準月収(年収の12分の1)を毎月返済額(年間返済額の12分の1)の5倍以上と定めている。
これを年収の比率に換算すると20%以下となる。
この20%というのは公庫融資の返済額のみで、ほかのローンの返済額は含まれていない。
実際の購入者の例を考慮してあえて目安をいえばローン全体の合計返済比率はだいたい25%以内に抑えるのが無難だろう。
住宅ローンの活用方法低金利の公的ローンから検討するひと口に住宅ローンといってもさまざまだ。
公庫融資や年金融資などの公的機関が貸し出す公的ローンもあれば、銀行などの民間金融機関が貸し出す民間ローンがある。
それぞれに融資の条件などは異なるが、借入先を選ぶ際に真っ先に検討したいのが金利だ。
できるだけ低い金利のローンを優先して活用するようにしよう。
おおむね公的ローンのほうが金利が低いので、まずは公庫融資、年金融資といった順で検討していくのが常道だ。
また、民間ローンには借り入れたときの金利が完済するまで変わらない固定金利型と、ときどきの金融情勢によって返済途中でも金利か変わる変動金利型の2種類がある。
時期にもよるが変動金利型のほうが固定金利型を下回っているばかりか、公庫融資よりも低くなるときがある。
だが、低金利のときがあれば高金利になるときもあるので、安定性を求めるなら固定型で低金利のものから借りるようにしよう。
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